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適応障害 活動期

 2ヶ月ほどダラダラ期を過ごしていたある日、それは本当に急にやってきました。

窓を拭きながら「掃除だけやってるのは物足りないないな。もっと活動したい」と思ったのです。

でも、まだひとと関わるのは怖かったので、散歩からはじめることに。

午前中は楽しく歩けそうな広い公園をのんびり歩き、午後は家でゆっくり過ごす日々を繰り返す。

はじめは昼寝をすることも多いし、少しでも今後の仕事のことを考えると強い不安に襲われていましたが、だんだんと1日活動することができるようになり、少しずつ仕事のことも考えられるようになっていきました。

 元気になってきたけれど、このまま仕事をはじめても同じことの繰り返しになることはわかったので、リワークプログラム(復職支援プログラム)に参加して自分の課題と向き合うことにしたのですが、近隣には自分が行きたいと思えるところが見つからず‥  自己学習をしてみることに。

 いろいろさがして、精神療法もやられている水島広子先生の本にたどりつき、「自己肯定感持っていますか?」「本当の自信を手にいれる9つのステップ」「他人の目が気になる人へ」「気づかいのコツ」などなどを読みました。

これは自分のことだーという記述が何ヶ所もありあっという間にマーキングでいっぱいに!

いかに自分の考え方や物事のとらえかたが偏っていたのかを知ることになったのです。

しかし本には、そうなったのにはそれ相応の理由があり、そんな状態でがんばってきた自分を認めてあげていいとも書いてあり、とても救われました。

それからはマーキングしたところをノートに書いて読み返すということを繰り返し、日々の中で実践していきました。